保護メガネ・ゴーグルの種類|用途・規格・メーカー比較と選び方

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作業中の粉じんや薬品、飛来物などから目を守るために欠かせないのが保護メガネ・ゴーグルです。

切削・研磨・溶接など、さまざまな現場で使用される保護具のひとつであり、近年では快適性やデザイン性も向上しています。

本記事では、保護メガネ・ゴーグルの種類、選び方、主要メーカーをわかりやすく解説します。




保護メガネとゴーグルの違い

どちらも目を保護する目的ですが、使用環境に応じて構造や密閉性が異なります。

種類 特徴 主な用途
保護メガネ(セーフティグラス) 軽量・通気性が高く、メガネのように着用できる 粉じん・飛来物・研磨作業
ゴーグル型 顔面に密着し、粉塵や液体の侵入を防ぐ 化学薬品・液体飛散・清掃作業
オーバーグラス メガネの上から装着可能 眼鏡使用者の保護
フェイスシールド一体型 顔全体を保護。飛沫や火花から防御 溶接・切断・研削作業

レンズの種類と性能

  • クリアレンズ: 室内作業や一般用途に最適
  • スモークレンズ: 屋外作業時のまぶしさ軽減
  • 防曇(くもり止め)加工: 呼気や湿気による曇りを防止
  • 防傷(ハードコート)加工: 研磨粉などによる傷防止
  • UVカット機能: 紫外線による目のダメージを軽減
  • 耐薬品レンズ: 薬液の飛散や清掃作業向け

安全規格

保護メガネは安全性を確保するため、国内外で規格が定められています。

  • JIS T 8147: 産業用アイプロテクターの日本規格
  • EN166(欧州規格): 光学性能・衝撃・耐薬品性を評価
  • ANSI Z87.1(米国規格): 飛来物・衝撃・紫外線に対する性能規格

作業別おすすめタイプ

作業内容 おすすめタイプ 備考
研磨・切削作業 防曇付きセーフティグラス 粉じん対策に側面ガード付きが有効
化学薬品取扱い 密閉型ゴーグル 耐薬品素材と通気弁付きが快適
溶接・切断作業 遮光レンズ付き保護具 光線・火花対策にJIS規格対応モデル
屋外・高照度作業 スモーク・偏光レンズ UVカット機能必須

主要メーカーと特徴

スリーエム(3M)

世界的メーカー。快適なフィット感と防曇性能に優れる。軽量なセーフティグラスから高密閉型ゴーグルまで幅広いラインナップ。

トーヨーセフティー(TOYO SAFETY)

国内定番メーカー。コストパフォーマンスが高く、JIS適合モデル多数。

ミドリ安全

国内最大手の保護具メーカー。防曇・耐薬品・遮光など用途別モデルが豊富。

ハネウェル(Honeywell)

欧米の工場で高評価。耐薬品性と快適な着用感に優れる高機能モデルを展開。

重松製作所

防じんマスクと併用できる密閉型ゴーグルを多く製造。粉じん・薬品作業に強い。

おすすめの保護メガネ・ゴーグルを探す

Q&A

Q. 普通のメガネでも代用できますか?

A. できません。通常のメガネは衝撃や粉じんに対する保護性能がないため、必ず規格適合の保護具を使用してください。

Q. ゴーグルの曇りを防ぐ方法は?

A. 防曇加工付きモデルを選ぶほか、防曇スプレーや通気弁付きタイプを活用しましょう。

Q. メガネの上から使えるタイプはありますか?

A. 「オーバーグラス」タイプを選べば、眼鏡使用者でも快適に使用できます。

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