ノギスの使い方と選び方|デジタル・ダイヤル・バーノギスの違い

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金属加工・整備・DIYなど、あらゆる寸法測定の基本となるのがノギスです。

外径・内径・深さなどを簡単に高精度で測れる万能測定工具として、プロから一般ユーザーまで広く使われています。

本記事では、ノギスの種類・構造・使い方・選び方をわかりやすく解説します。



ノギスとは?

ノギスは、物体の長さ・厚さ・内径・外径・深さなどを高精度で測定できる測定工具です。

最小読み取り単位は0.01mm〜0.05mm程度と非常に細かく、手軽に正確な測定が可能です。

主な測定項目

  • 外径測定: 外側の寸法(パイプの太さなど)
  • 内径測定: 穴や内側の寸法
  • 段差測定: 段差の高さを測る
  • 深さ測定: 穴や溝の深さを測る

ノギスの構造

基本構造は「本尺(固定スケール)」と「副尺(スライドスケール)」から成り、物体を挟んで測定値を読み取ります。

  • 外側ジョウ: 外径測定用
  • 内側ジョウ: 内径測定用
  • デプスバー: 深さ測定用
  • 固定ねじ: スライドの固定に使用

ノギスの種類と特徴

種類 特徴 用途
バーノギス(標準) 副尺で目盛りを読み取るタイプ。電源不要で堅牢。 金属加工・整備・教育用
ダイヤルノギス 針のダイヤルで視認性が高い。0.01mm単位の測定可能。 製造・検査向け
デジタルノギス 数値を液晶表示。ゼロリセットやmm/inch切替可能。 精密測定・DIY

選び方のポイント

① 測定範囲

一般的な用途では「0〜150mm」のノギスが最も使いやすいです。

大型部品の測定には200mm、300mmモデルを選びましょう。

② 最小読取値

  • 0.05mm:一般作業・DIY向け
  • 0.02mm:整備・加工現場向け
  • 0.01mm:精密測定向け(ダイヤル・デジタル)

③ 材質

  • ステンレス製: 耐久性・精度が高く定番。
  • 樹脂製: 軽量で持ち運びやすく、電気部品測定にも安全。
  • カーボン製: 軽くて錆びにくいが高価。



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ノギスの正しい使い方

  1. 測定面をきれいに拭く(油・ゴミが精度に影響)。
  2. ジョウを軽く当て、押し付けすぎない。
  3. 測定値を目線の正面から確認。
  4. 繰り返し測定して平均値を取ると精度が向上。

メンテナンスと保管

  • 使用後は柔らかい布で清掃し、薄く防錆油を塗布。
  • 落下や衝撃を避け、ケースで保管。
  • デジタルタイプは電池を抜いて保管する。

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まとめ

ノギスは日常の測定から精密加工まで幅広く使える基本工具です。

精度や視認性、用途に合わせてデジタル・ダイヤル・バーノギスを選び、正しい測定方法を習慣づけることで、長く精度を維持できます。

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