木材・塩ビ管・金属パイプなど、さまざまな素材を簡単に切断できるのが電動ノコギリ(セーバーソー/レシプロソー)です。
片手で扱えるモデルも多く、DIYからメンテナンス・解体作業まで幅広く活用されています。
本記事では、電動ノコギリの種類・選び方・素材別の切断ポイント、おすすめモデルを紹介します。
電動ノコギリとは?
電動ノコギリは、モーターの力でブレード(刃)を前後に高速で動かし、木材や金属を切断する工具です。
手ノコに比べて圧倒的にスピーディーで、解体・リフォーム作業でも定番のツールです。
主な用途
- 木材や角材の切断
- 塩ビ管・パイプ類のカット
- 金属(鉄・アルミ)の切断
- 解体作業・粗大ごみの分解
電動ノコギリの種類
| タイプ | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| レシプロソー | 大型・高出力。太材や金属切断に最適。 | 解体・建設現場 |
| セーバーソー | 軽量で扱いやすい。DIY・日常使用に向く。 | 木材・塩ビ管・枝切り |
| 充電式ノコギリ | コードレスで取り回しが良い。 | 屋外・高所作業 |
| AC式ノコギリ | 長時間使用でもパワーが落ちない。 | 連続作業・現場使用 |
電動ノコギリの選び方
① 対応素材を確認
- 木材専用刃:目が粗く、早い切断向き。
- 金属専用刃:細かい目で滑らかな切断。
- 万能刃:DIY向けに素材を問わず使用可能。
② ストローク長とストローク数
切断スピードは「ストローク長(刃の往復幅)」と「ストローク数(spm)」で決まります。
一般的なDIY用はストローク長20〜30mm、ストローク数2,000〜3,000spmが目安です。
③ ブレード交換方式
工具不要で刃を交換できるタイプが便利。素材ごとに刃を付け替えることで切断効率が向上します。
④ 振動軽減・安全機能
- 防振ハンドル:長時間作業でも疲れにくい。
- ブレーキ機能:スイッチオフで素早く停止。
- 安全ロックスイッチ:誤作動防止に必須。
おすすめの電動ノコギリ
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| マキタ JR188DRG(18V充電式) | コンパクトでも高トルク。防滴・防じん仕様で現場向き。 | Amazon| 楽天 |
| HiKOKI CR18DA(18V) | 軽量2.4kg。片手でも扱いやすく、金属や塩ビ管にも対応。 | Amazon| 楽天 |
| ボッシュ GSA120(AC100V) | パワフルなAC式。金属・木材・塩ビすべてに対応。 | Amazon| 楽天 |
| リョービ RJK-120(AC100V) | DIY入門に最適なコスパモデル。替刃も豊富。 | Amazon| 楽天 |
素材別の切断ポイント
- 木材: 粗目のブレードでスピーディーにカット。過熱を防ぐため休みながら作業。
- 金属: 細かい歯のブレードを使用。切削油を使うと摩耗を防げる。
- 樹脂・塩ビ管: 低速で溶けにくく、切断面がきれいに仕上がる。
安全に使うためのポイント
- 材料の固定: 動くと刃が暴れて危険。
- 保護具着用: ゴーグル・手袋を必ず使用。
- 切断後の刃温度: 高温になるため素手で触れない。
- 刃の劣化に注意: 摩耗すると切断精度・安全性が低下。
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まとめ
電動ノコギリは、木材から金属まで幅広い素材をスピーディーに切断できる万能ツールです。
ストロークや刃の種類を適切に選ぶことで、DIY・整備・リフォーム作業の効率を大きく向上させられます。







