エアソー(エアーノコギリ)は、圧縮空気を動力源としてブレードを高速往復させ、金属や樹脂、木材を切断する工具です。
小型で取り回しやすく、特に狭い場所や曲線切断に適しており、自動車整備や配管工事、金属加工現場で広く利用されています。
ここではエアソーの基礎知識、主要メーカー、購入先をまとめました。
エアソーとは?(基礎知識)
エアソーは、コンプレッサーの圧縮空気を利用してブレードを前後に高速で往復させる切断工具です。
電動セーバーソーに比べて軽量で、熱を持ちにくく、長時間作業に強いのが特徴です。
特徴
- 軽量・コンパクト: 狭い場所でも使いやすい。
- 曲線切断が可能: 金属板や樹脂パネルのカットに便利。
- 連続作業に強い: 過熱しにくく工場や整備現場で重宝。
用途
- 自動車整備(ボディ補修、排気管切断など)
- 金属加工(パイプや板材の切断)
- 設備工事(配管や樹脂材のカット)
- 木工(小物製作や細かいカット)
メーカー
マキタ(Makita)
コンパクトで扱いやすいエアソーを展開。DIYからプロ向けまで幅広いモデルを提供。公式サイト
HiKOKI(ハイコーキ)
旧日立工機ブランド。耐久性に優れ、自動車整備や設備工事に適したエアソーを展開。公式サイト
空研(KUUKEN)
自動車整備士に支持される国産メーカー。軽量で使いやすいエアソーを提供。公式サイト
東空販売(TOKU)
産業用エア工具メーカー。堅牢設計で工場や設備工事現場に適する。公式サイト
瓜生製作(Uryu Seisaku)
精度と耐久性に優れた国産老舗メーカー。工場や整備現場で高い評価を持つ。公式サイト
Ingersoll Rand(インガソール・ランド)
世界的エア工具メーカー。自動車整備や産業用途に幅広く採用されている。公式サイト
メーカー比較表
メーカー | 特徴 | 対象ユーザー |
---|---|---|
マキタ | 扱いやすくDIYからプロまで対応 | DIY~プロ |
HiKOKI | 高耐久で整備・設備工事に強い | プロ向け |
空研 | 整備士向け国産ブランド | 自動車整備士 |
TOKU | 堅牢設計で産業用途に強い | 工場・プロ |
瓜生製作 | 精度・耐久性に優れる老舗国産 | 整備・工場ユーザー |
Ingersoll Rand | 世界的ブランドで幅広く展開 | DIY~プロ |
購入先
Q&A(よくある質問)
Q. エアソーと電動セーバーソーの違いは?
A. エアソーは軽量で連続作業に強く、狭所や精密作業に有利です。電動はコンプレッサー不要で手軽ですが、重量があり疲れやすいです。
Q. 金属の切断は可能ですか?
A. 可能です。鉄・アルミ・ステンレスなどの薄板やパイプ切断に適しています。ただし厚物は専用工具を推奨します。
Q. ブレードは共通規格ですか?
A. 多くは電動セーバーソーと共通のブレードが使えます。用途に応じて木工用・金属用を選びます。