電動工具バッテリーの互換性まとめ|マキタ・HiKOKI・ボッシュ比較

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コードレス電動工具を使う上で重要なのがバッテリーの互換性です。

メーカーによって形状・電圧・端子構造が異なり、誤って使用すると故障や発火の危険もあります。

本記事では、主要メーカー(マキタ・HiKOKI・ボッシュなど)のバッテリー規格と互換性、さらに互換バッテリー選びの注意点をわかりやすく解説します。



バッテリー規格の基本

電動工具のバッテリーは、主に以下の3要素で規格が異なります。

  • 電圧(V): 10.8V、14.4V、18V、36Vなど。電圧が高いほど出力が大きい。
  • 容量(Ah): 使用可能時間を示す値。数値が高いほど長時間使用できる。
  • 端子形状: メーカー独自設計。互換性はブランド内で限定される。

主要メーカー別のバッテリー規格比較

メーカー 主力シリーズ 電圧 特徴
マキタ(Makita) LXT / XGT 18V / 40Vmax 国内最大シェア。LXTは互換性広く、XGTは高出力。
HiKOKI(日立工機) マルチボルト(Multi Volt) 18V⇔36V自動切替 同一バッテリーで18V工具・36V工具を共用可能。
ボッシュ(BOSCH) ProCORE / 18V Professional 18V 軽量・高出力モデルが多く、欧州中心に展開。
パナソニック Evolta / EZシリーズ 14.4V / 18V 業務用で高信頼性。互換範囲は限定的。
リョービ(京セラ) Bシリーズ 14.4V / 18V DIY向け。上位機種は18V共通化が進行中。

マキタのバッテリー互換性

  • LXTシリーズ(18V): 2005年以降の18V工具でほぼ共通。BL1830B・BL1850B・BL1860Bなど。
  • CXTシリーズ(10.8Vスライド式): 旧スティック式とは非互換。
  • XGTシリーズ(40Vmax): LXTシリーズとは互換なし。高負荷工具専用。

ポイント: マキタは「電圧別に完全非互換」。18Vと40Vmaxは共用できません。

HiKOKIのバッテリー互換性

  • マルチボルトシリーズ: 18V工具と36V工具を自動認識で共用可能。
  • 従来14.4V・18Vシリーズ: 形状は似ていても完全互換ではない。
  • マルチボルト対応充電器: 旧機種用バッテリーも充電可能(※一部除く)。

ポイント: HiKOKIは互換性が高いが、旧18V→マルチボルトの双方向互換は不可。

ボッシュのバッテリー互換性

  • 18V Professionalシリーズ: 2008年以降のプロ用モデルで共通化。
  • ProCORE 18V: 高出力モデル。従来18V機にも装着可能。
  • DIY向け(Greenライン): Professionalとは非互換。

ポイント: ボッシュは同18Vでも「DIY用」と「プロ用」で互換がない点に注意。



互換バッテリーを使う際の注意点

  • 純正品推奨: 互換品は価格が安いが、セル品質や保護回路が不十分な場合がある。
  • 充電互換性: 純正充電器で充電できないケースもある。
  • 保証対象外: 純正以外の使用はメーカー保証を失効する可能性あり。
  • 発熱・異臭に注意: 使用中に異常を感じたらすぐに取り外す。

おすすめの純正バッテリー・互換モデル

製品名 特徴 購入リンク
マキタ BL1860B(18V 6.0Ah) 国内正規品。残量表示付きで業務使用にも最適。 Amazon
楽天
HiKOKI マルチボルト BSL36A18 18V・36V自動切替。マルチボルトシリーズの中心モデル。 Amazon
楽天
ボッシュ ProCORE18V 8.0Ah 従来比+87%出力。冷却効率が高く連続作業に強い。 Amazon
楽天

よくある質問(Q&A)

Q. マキタ18VとHiKOKI18Vのバッテリーは共通で使えますか?
A. いいえ。メーカー間で端子構造が異なるため、共通使用はできません。
Q. 互換バッテリーは使っても大丈夫?
A. 一部高品質互換品は使用可能ですが、発熱や出力不足のリスクがあります。純正品が最も安全です。
Q. 異なるAhのバッテリーを同じ工具で使える?
A. 電圧が同じであれば使用可能です。ただし重量やバランスに注意しましょう。

関連記事

まとめ

電動工具のバッテリーはメーカー間で互換性がなく、同一ブランドでもシリーズをまたぐと非対応になる場合があります。

安全・性能・保証の面から、純正バッテリーを基本に運用し、互換品はあくまで自己責任で利用しましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

DIYにおすすめの主要ECサイト比較

生産財や副資材、消耗品、交換部品など、

近年では、インターネットで何でも購入できる時代になりました。

そんなECサイトをまとめた記事を公開中!

是非、参考にしてみてください。


DIYにおすすめの主要ECサイト比較へ