エアラチェットレンチの使い方と選び方|狭所作業に便利な軽量ツール

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狭い場所でのボルト・ナットの締付けや取り外しに活躍するのがエアラチェットレンチです。

手動ラチェットよりも作業スピードが格段に上がり、自動車整備や機械メンテナンスに欠かせません。

本記事では、エアラチェットレンチの構造・特徴・選び方のポイント、そしておすすめ製品を紹介します。



エアラチェットレンチとは?

エアコンプレッサの圧縮空気を使って、ラチェット機構を高速回転させる工具です。

片手で扱いやすく、トルクは電動式より控えめですが、軽量で連続作業に強いのが特徴です。

狭所でのボルト脱着や、軽整備・組立作業に最適です。

エアラチェットレンチの構造と仕組み

  • モーター部: 圧縮空気を回転動力に変換。
  • ラチェットヘッド: 差込角を持ち、ソケットを装着してボルトを締付け。
  • トリガー: 握るだけで回転開始。調整バルブで速度制御も可能。

選び方のポイント

① 差込角(sq)サイズで選ぶ

差込角 主な用途 代表トルク範囲
9.5sq(3/8インチ) 自動車整備・内装・軽作業 20〜70 N·m
12.7sq(1/2インチ) 機械メンテナンス・中型ボルト 40〜100 N·m

一般的には9.5sqが最も扱いやすく、整備用途にも幅広く対応します。

② トルクと回転数

  • トルクが高いほど締付け力が強いが、手首への反動も大きくなる。
  • 軽整備では30〜60N·m程度、トラックや大型機械では80N·m以上が目安。
  • 空気圧0.6〜0.7MPaを維持することで、定格トルクを発揮します。

③ 重量とヘッド形状

1kg以下の軽量モデルなら片手操作が容易。ヘッド部の高さが低い「薄型ヘッドタイプ」は、奥まった箇所の作業に適しています。



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使用時の注意点

  • 締付け過ぎ注意: 最終トルクはトルクレンチで管理。
  • 潤滑: 使用前にエアツールオイルを注入(毎日2〜3滴)。
  • エア圧安定: 0.6MPa前後での使用が理想。
  • 安全対策: グローブ・ゴーグルを着用し、反動に注意。

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まとめ

エアラチェットレンチは、軽量・コンパクトで狭所作業に強いエアツールです。

差込角・トルク・エア圧を確認し、用途に合ったモデルを選ぶことで、整備作業をスピーディかつ快適に進めることができます。

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