ネジ締めやボルト脱着を強力にこなすインパクトドライバーは、DIYからプロ整備まで幅広く使われる人気ツールです。
特に最近ではコードレス化・高トルク化が進み、家庭用から業務用まで多彩なモデルが登場しています。
本記事では、インパクトドライバーの仕組み・選び方・おすすめ製品を解説します。
インパクトドライバーとは?
インパクトドライバーは、モーターの回転に打撃(インパクト)機構を加えることで、固いネジや太いボルトを効率的に締め付ける電動工具です。
通常のドリルドライバーでは力不足の場面で活躍します。
主な用途
- 木材・鉄材のネジ締め・ボルト締め
- タイヤ交換や機械整備(軽作業)
- 家具・ウッドデッキの組立
- 建築現場での骨組み施工
仕組みと特徴
- 高速回転中に内部のハンマーが打撃を加え、トルクを瞬間的に増幅。
- 手首への反動を軽減し、硬い材でもスムーズに締め付け。
- 回転数・打撃数(ipm)が高いほど、作業スピードが速くなる。
選び方のポイント
① トルク(締付け力)
インパクトドライバー選びで最も重要なのが最大締付けトルクです。
| 用途 | 推奨トルク(N·m) | 電圧目安 |
|---|---|---|
| 家具・内装DIY | 100〜150 | 10.8V〜14.4V |
| 木工・金工DIY | 150〜180 | 18V |
| プロ施工・整備 | 180〜220以上 | 18V〜40Vmax |
一般的なDIY用途では150N·m前後のモデルで十分です。
② バッテリー電圧と容量
- 電圧(V)=出力の強さ。数値が高いほどトルクが強くなる。
- 容量(Ah)=稼働時間の長さ。2.0Ah以上が目安。
- 同メーカーの他ツールとバッテリー共用できるのも大きな利点。
③ 回転数・打撃数(ipm)
高速回転モデルほど作業スピードが速くなります。目安は以下の通り。
- 回転数:0〜3,000rpm
- 打撃数:0〜4,000ipm
「3段階切替」や「オートストップ」機能があると作業効率が上がります。
④ 軽量性とサイズ
バッテリー込みで1.2〜1.5kg前後が扱いやすい重量です。狭所作業ではショートボディタイプがおすすめ。
おすすめのインパクトドライバー
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| マキタ TD173DRGX(18V・ハイエンドモデル) | 業界トップクラスの220N·m。LEDライト&防塵防滴仕様。 | Amazon| 楽天 |
| HiKOKI WH18DC(18V・ブラシレス) | 最大トルク210N·m。センターバランス構造で操作性抜群。 | Amazon| 楽天 |
| ボッシュ GDR18V-200C | コンパクトボディながら200N·m。Bluetooth対応で管理も簡単。 | Amazon| 楽天 |
| リョービ BID-10XR(14.4V) | 軽量タイプで家庭DIYに最適。コスパ重視の定番。 | Amazon| 楽天 |
安全・効率的に使うポイント
- 締めすぎ注意: ネジを潰さないようにクラッチ・回転モードを調整。
- 正回転・逆回転を確認: 方向切替スイッチの誤操作に注意。
- バッテリーは高温・満充電保管しない: 劣化を防ぐため満充電放置を避ける。
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まとめ
インパクトドライバーは、パワーと使いやすさを兼ね備えた万能ツールです。
トルク・バッテリー電圧・重量のバランスを考え、自分の用途に合ったモデルを選ぶことで、作業効率を大きく向上させることができます。












