パイプレンチとウォーターポンププライヤーは、水道・空調・機械配管などの作業に欠かせない代表的なグリップ工具です。
どちらも「丸いパイプ」や「ナット・継手」をしっかりつかんで回すための専用設計で、作業現場で非常に多用されます。
この記事では、両者の違い・使い方・選び方をわかりやすく解説します。
パイプレンチとは?
パイプレンチは、パイプや丸棒をつかんで回すための工具で、歯付きのあごが特徴です。
一方向に力をかけると食い込み、逆方向に力を抜くと緩む仕組みで、滑りやすい丸物を確実に保持します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な用途 | 配管・ガス管・継手の締め外し |
| つかみ対象 | 丸パイプ、金属管、継手、ジョイント |
| サイズ | 200mm〜900mm(パイプ径に応じて選定) |
| 代表メーカー | RIDGID、TONE、MCC、TOP、モンキー印など |
ウォーターポンププライヤーとは?
ウォーターポンププライヤーは、口開き幅を複数段階で調整できるプライヤー工具で、六角ナットや樹脂パイプなどをつかむ際に使われます。
配管以外にも、自動車整備・水回り・家庭DIYなど幅広く活躍します。
- 多段階の開口調整でさまざまなサイズに対応
- パイプレンチより軽く、片手で操作しやすい
- グリップ部が樹脂や滑り止め仕様のモデルも多い
両者の違い
| 項目 | パイプレンチ | ウォーターポンププライヤー |
|---|---|---|
| 用途 | 金属パイプの締付け・取り外し | ナット・樹脂部品などの軽作業 |
| 構造 | 歯付きあご+調整ねじで強力に固定 | スライドピンで段階的に口幅調整 |
| 保持力 | 非常に強い(咬み込み式) | 中程度(滑りにくいが慎重操作が必要) |
| 代表サイズ | 250〜600mm | 150〜300mm |
正しい使い方
① つかみ位置を調整する
パイプレンチは調整ねじでパイプ径に合わせてあご幅を設定。
ウォーターポンププライヤーはピンを移動させて開口幅を段階調整します。
② 歯がしっかり食い込む向きに握る
パイプレンチは「動くあごが上側になるように」持ち、回転方向に食い込ませます。
これを逆にすると滑って危険です。
③ 無理な力をかけない
延長棒やハンマーで叩くと歯が欠ける恐れがあります。
固着が強い場合は潤滑剤を使用し、2本で対向方向に保持します。
④ 樹脂パイプには注意
ウォーターポンププライヤーで樹脂製継手を締める際は、保護布を挟むなどして傷を防ぎましょう。
おすすめのパイプレンチ・ウォーターポンププライヤー
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| MCC PW-300 パイプレンチ | 軽量アルミボディで耐久性と作業性を両立。国内定番モデル。 | Amazon| 楽天 |
| RIDGID 31095 アルミパイプレンチ 14インチ | 世界標準の品質。強力な咬合力と軽量設計。 | Amazon| 楽天 |
| KNIPEX 8701-250 ウォーターポンププライヤー(コブラ) | ドイツ製。片手操作で瞬時に調整できるロック機構付き。 | Amazon| 楽天 |
選び方のポイント
- 作業対象:金属配管にはパイプレンチ、樹脂やナット中心ならウォーターポンププライヤー。
- サイズ:パイプ径より少し大きめを選ぶ。握りやすさも重要。
- 重量:高所・長時間作業にはアルミボディが便利。
- グリップ:滑り止め付き・絶縁仕様が安全。
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まとめ
パイプレンチとウォーターポンププライヤーは、どちらも配管作業や設備整備に不可欠な工具です。
対象の材質や形状に応じて使い分けることで、効率的かつ安全に作業できます。
適切なサイズ選びと正しい持ち方を身につけ、配管の締結・分解をスムーズに行いましょう。












