インパクトレンチとインパクトドライバーは、どちらも「回転+打撃」でネジやボルトを締める電動工具ですが、トルク性能や用途が大きく異なります。
この記事では、両者の違いを構造・用途・おすすめシーン別にわかりやすく解説します。
インパクトレンチとは?
インパクトレンチは、自動車整備や機械メンテナンスで使われる高トルク締付け工具です。
「打撃機構(ハンマー)」によって瞬間的な力を加え、固着したボルトやナットを素早く緩めることができます。
| 主な特徴 | 内容 |
|---|---|
| トルク | 非常に高い(200〜1000N・m) |
| ソケット形状 | 差込角 9.5mm/12.7mm/19mm(角ドライブ) |
| 用途 | 車のタイヤ交換、機械組立、建設機器のボルト締結 |
| 打撃方式 | ハンマー機構で強力なトルクを断続的に発生 |
代表的な使用シーン
- 自動車のホイールナット脱着
- 大型ボルト・ナットの締付け・分解
- 鉄骨・機械フレームなど高負荷作業
インパクトドライバーとは?
インパクトドライバーは、ネジやビスの締付け・穴あけに使われる電動工具です。
軽量で扱いやすく、DIYからプロ現場まで幅広く利用されています。
| 主な特徴 | 内容 |
|---|---|
| トルク | 中程度(100〜180N・m) |
| ビット形状 | 6.35mm六角軸(ドライバービット対応) |
| 用途 | 木ネジ・ボードビス・小径ボルトの締付け |
| 打撃方式 | 軽い衝撃で連続的にトルクを伝達 |
代表的な使用シーン
- 木工・内装作業でのネジ締め
- 家具組立やDIY
- 軽量鉄骨のビス留め
構造と性能の違い
| 項目 | インパクトレンチ | インパクトドライバー |
|---|---|---|
| 締付トルク | 高い(200〜1000N・m) | 中程度(100〜180N・m) |
| 打撃構造 | ハンマー&アンビル方式 | スプリングハンマー方式 |
| 先端形状 | 角ドライブ(ソケット) | 六角ドライブ(ビット) |
| 用途 | ボルト・ナットの締結・緩め | ネジ・ビスの締め付け |
| 重さ | やや重い(1.5〜3.0kg) | 軽量(0.8〜1.5kg) |
用途での使い分け
- インパクトレンチ:高トルクが必要なナット・ボルト作業に最適。
- インパクトドライバー:小ねじや木ネジなど、繊細な締付けに最適。
- トルクが高すぎるレンチを木工に使うと、ネジ頭を破損する恐れがあります。
おすすめモデル
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| マキタ TW300DZ インパクトレンチ | 最大トルク300N・m。ホイールナットも楽々対応。 | Amazon| 楽天 |
| HiKOKI WH36DC インパクトドライバー | 最大トルク200N・m。静音・軽量でプロも愛用。 | Amazon| 楽天 |
よくある誤解と注意点
- インパクトレンチ用ソケットをドライバーに装着すると破損の恐れあり。
- 逆に、ドライバービットをレンチに装着するのも危険。
- 用途別の工具を使い分けることで、ネジ山潰れやトルク不足を防止できる。
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まとめ
インパクトレンチとドライバーは、同じ「打撃式」でも役割が異なります。
高トルクでボルトを扱うならレンチ、軽量で汎用性の高い作業ならドライバーが適しています。
用途に合わせて使い分けることで、作業効率と安全性を大きく向上できます。












