鳥害対策、害鳥駆除には様々な方法があります。
有効なものからあまり効かないものまで、現在ではたくさんの方法を用いて害鳥対策や鳥害対策、害鳥の駆除方法が行われています。
このページでは、鳥害対策・害鳥駆除の方法をまとめました。
害鳥による環境維持にお困りの方は是非参考にして、より良い対策方法をお選びください。
鳥よけ・防鳥製品・商品一覧
鳥害対策・害鳥対策に用いられる鳥よけ・防鳥製品には、たくさんの種類が存在します。
それぞれ製品について、タイプ別にどのような製品で、どのような特徴があるのかを解説します。
方法まとめ
- 網・ネット
- 剣山・プロテクタ・スパイク
- 忌避剤・薬品
- 電気ショック
- 超音波
- 磁石
- テグス・ワイヤー
- 鷹などの猛禽類で脅す
- 目を晦ます
鳥よけ・防鳥製品・商品のタイプと効果
網・ネット
網・ネットは、網やネットを設置することでハト(鳩)やカラスの侵入を防ぎます。
網・ネットには、色の種類や網目の種類があり、害鳥の種類によって使い分けすることができます。
網目は、10mm角のものから25mm角のものまであり、スズメなどの小型の害鳥の侵入を防止するには、網目が細かい網・ネットを使用する必要があります。
侵入を防ぐということに特化しているため、敷地内以外の周辺に巣やとどまる場所がある場合は、近づいてきてしまう可能性は否定できません。
網・ネットは、一般的にビニール製のものが用いられますが、最近では対候性や耐腐食性に優れた、ステンレス製のものもあるようです。
剣山・プロテクタ・スパイク
剣山・プロテクタは、剣山のような針金が設置されたものを設置することでハト(鳩)やカラスがその場にとどまることや巣を作ることを防ぎます。
世の中にはたくさんの製品が存在し、形状や針金の長さなどがいろいろとあります。
その場に留まらせないということに特化しているため、対策をしたい場所一面に設置する必要があります。
一定の場所にだけ設置したとしても、その他に巣を作れる場所やとどまる場所がある場合は、そこに害鳥が移動してしまう可能性もあります。
忌避剤・薬品
忌避剤・薬品は、専用の薬剤を設置して視覚・臭覚・触覚・味覚などを刺激することで害鳥を追い払う方法です。
薬剤を対象の場所に設置するため、周辺への汚れの心配がありますが、一定の効果はあるようです。
効果の持続を期待するためには、定期的な交換やメンテナンスが必要なようです。
電気ショック
電気ショックは、ハト(鳩)やカラスなどの害鳥に、電気ショックでの痛さを体験・体感させ、危険であることを覚えさせることで追い払う方法です。
危険であることを害鳥の個体それぞれが体験・体感すると、設置した場所付近への飛来も抑制できるようです。
電気を流すため、多くの人が触るような場所では使用を制限する必要もあります。
超音波
超音波は、その名の通り、害鳥が嫌う超音波を発する機械を設置して害鳥を寄せ付けいないようにする方法です。
機械の動作には、機械に備え付けられたソーラーパネルより蓄電する仕組みのようです。
Amazonのレビューを見ると、ハトなどには一定の効果がありますが、広範囲での対策にどのような効果が得られるかには疑問が残ります。
磁石
磁石は、渡り鳥などが持つ生物磁石・生体磁石より強い磁気には、近づかないという生態を利用した対策方法です。
生物磁石をもつ害鳥を寄せ付けないという点では有効ですが、生物磁石を持たないスズメ(雀)やむくどりには効果がなく、磁気が強い場所で育ったようなハト(鳩)やカラスには耐性があるため効果がないようです。
テグス・ワイヤー
テグス・ワイヤーは、鳥害対策用のテグスやワイヤーを手すりに設置する方法です。
手すりなどの細い場所に害鳥を寄せ付けない・留まらせないことには有効ですが、広範囲にわたって鳥害対策をしたい場合には不向きです。
鷹などの猛禽類で脅す
鷹などの猛禽類によって、ハト(鳩)やカラスなどの害鳥に、恐怖感を与えて寄り付かせない方法です。
鷹などの猛禽類は、食物連鎖の頂点に立つ鳥であるため、害鳥はその場所が危険な場所・猛禽類の縄張りだと認識します。
鳥類は安心できない場所には巣を作らないため、一定の効果が見込めます。
効果は一度では出ないため、一定期間に一回のペースで駆除を行い、完全に寄り付かなくなるまで続ける必要があります。
目を晦ます
特殊な柄のフィルムによって害鳥を寄せ付けないようにする方法です。
鳥の目から見ると立体的なヘビに見えるような柄によって、天敵である蛇を嫌う害鳥を駆除することができるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
鳥害対策・害鳥対策には、近寄らせない、侵入させないなどというたくさんの方法が存在します。
設置場所には合うもの合わないものがあります。対策を行いたい方は、状況・環境に合わせて選定、設置してみてください。