空圧バッファとは?衝撃緩和デバイスをわかりやすく解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

空圧シリンダの終端で発生する「ガツン」という衝撃は、装置寿命の短縮や位置精度低下の原因になります。

この衝撃を吸収・低減するために用いられるのが空圧バッファ(ショックアブソーバ)です。

この記事では、空圧バッファの役割、作動原理、種類、選定ポイント、調整時の注意点を現場目線でわかりやすく解説します。



空圧バッファとは?

空圧バッファとは、

シリンダや可動部の終端で発生する運動エネルギーを吸収し、衝撃を緩和する装置

です。
「ショックアブソーバ」「ダンパ」と呼ばれることもあります。

なぜ衝撃緩和が必要なのか?

終端衝撃を放置すると、以下の問題が発生します。

  • シリンダロッド・取付部の破損
  • 位置決め精度の低下
  • 騒音・振動の増大
  • ボルトの緩み
  • 装置全体の寿命短縮



空圧バッファの作動原理

多くの空圧バッファは、以下の仕組みで衝撃を吸収します。

  1. 可動部がバッファに接触
  2. 内部流路を通して空気(または油)を絞る
  3. 流体抵抗により減速
  4. エネルギーを熱として放散

空圧バッファの主な種類

① シリンダ内蔵クッション

  • シリンダ内部で終端減速
  • 簡易的だが効果は限定的

② 外付け空圧バッファ

  • 高い衝撃吸収能力
  • 調整幅が広い

③ 油圧式ショックアブソーバ

  • 高エネルギー吸収に対応
  • 高速・重量物向き

空圧バッファ選定のポイント

  • 可動体の質量
  • 移動速度
  • ストローク
  • 設置スペース
  • 使用頻度(サイクル数)

エネルギー計算を行い、余裕を持った選定が重要です。

調整時の注意点

  • 絞りすぎると反発が増える
  • 緩すぎると衝撃が残る
  • 温度変化による特性変動
  • 定期的な再調整

よくあるトラブル

  • 衝撃が止まらない(容量不足)
  • 戻りが遅い
  • オイル漏れ(油圧式)
  • 調整ねじの緩み

クッション機構との違い

項目 クッション バッファ
内蔵/外付 内蔵 外付
吸収能力
調整幅 狭い 広い

関連記事

関連書籍

まとめ

空圧バッファは、装置の衝撃・振動を抑え、寿命と精度を向上させる重要部品です。

  • 終端衝撃の低減が目的
  • 外付けバッファは高効果
  • 正しい選定と調整が重要

衝撃が気になる装置では、必ず検討すべき要素です。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

DIYにおすすめの主要ECサイト比較

生産財や副資材、消耗品、交換部品など、

近年では、インターネットで何でも購入できる時代になりました。

そんなECサイトをまとめた記事を公開中!

是非、参考にしてみてください。


DIYにおすすめの主要ECサイト比較へ