PLCやセンサ配線で頻繁に出てくる用語がシンク入力とソース入力です。
ここを正しく理解していないと、「配線したのにONしない」「機器を壊した」といったトラブルにつながります。
この記事では、シンク入力・ソース入力の意味、電流の流れ方、配線例、現場での注意点をわかりやすく解説します。
シンク入力とは?
シンク入力とは、
入力機器(PLC)が電流を「吸い込む(シンクする)」方式
です。
- 入力コモン:0V(マイナス)
- センサ側から電流が流れ込む
NPN出力センサと組み合わせるのが一般的です。
ソース入力とは?
ソース入力とは、
入力機器(PLC)が電流を「供給する(ソースする)」方式
です。
- 入力コモン:+24V
- PLC側から電流を送り出す
PNP出力センサと組み合わせます。
電流の流れ方の違い
| 方式 | 電流の流れ |
|---|---|
| シンク入力 | センサ → PLC → 0V |
| ソース入力 | +24V → PLC → センサ |
電圧ではなく、電流の向きで理解すると混乱しません。
NPN・PNPとの対応関係
- NPN出力センサ → シンク入力
- PNP出力センサ → ソース入力
この組み合わせを間違えると、入力は動作しません。
なぜ2種類あるのか?
- 国・メーカーごとの慣習
- 安全設計思想の違い
- ノイズ耐性・短絡時挙動の違い
日本ではNPN(シンク)が多く、欧州ではPNP(ソース)が主流です。
現場でよくあるトラブル
- センサはONしているがPLCが反応しない
- コモン配線ミス
- NPN/PNPの取り違え
- 電源極性逆接続
配線時のチェックポイント
- PLC入力仕様を必ず確認
- センサの出力方式(NPN/PNP)確認
- コモン電圧の確認
- テスタで電圧・電流確認
安全面での考え方
ソース入力(PNP)は、断線時にOFFになるためフェイルセーフ設計として採用されることが多いです。
関連記事
関連書籍
まとめ
シンク入力とソース入力は、PLC配線の最重要基礎です。
- 電流の向きで理解する
- NPN=シンク、PNP=ソース
- 仕様確認がトラブル防止の鍵
配線前に理解しておくことで、現場トラブルを大きく減らせます。












