キャップボルトの種類。頭の形状が異なる8種類の六角穴付きボルト

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六角穴付きボルト(キャップボルト、キャップスクリュー)には、標準的なモノと頭の形状が異なるモノが存在します。

このページでは、六角穴が頭に付いたボルトの種類をご紹介します。


六角穴付きボルト(キャップボルト)

JIS B1176にて定められている一般的な六角穴付きボルト(キャップボルト)です。

※詳しくは、「六角穴付きボルト|ねじの基礎知識」を参考にしてください。

低頭キャップボルト

低頭キャップボルトとは、一般的な六角穴付きボルトに比べ、頭の高さが低いキャップボルトです。

機械や設備など隙間が狭い場所に用いられます。

ローヘッドや低頭ボルトなどど略して呼ばれたり、ローヘッドキャップスクリューや低頭六角穴付きボルトと呼ばれたりします。

極低頭キャップボルト

極低頭キャップボルトとは、低頭キャップボルトよりも頭の高さが低いキャップボルトです。

頭の薄さは、1.5mmに統一されています。

機械や設備など、頭が他の部品と干渉してしまう場所へ用いられます。

極低頭キャップボルトの他に、極低頭ボルトや極低頭六角穴付ボルト、極薄ローヘッド、スーパーローヘッド、スリムヘッド、極低頭キャップスクリューなどと呼ばれています。

小頭キャップボルト

小頭キャップボルトとは、頭の外径が一般的な六角穴付きボルトより小さいキャップボルトです。

小頭キャップボルトの他に、六角穴付き小頭ボルト、小頭キャップスクリューなどと呼ばれています。

低頭小頭キャップボルト

低頭小頭キャップボルトとは、頭の外径が小さい小頭キャップボルトと頭の高さが低い低頭キャップボルトが組み合わさったような頭のキャップボルトです。

ローヘッド小頭キャップボルトや低頭小頭キャップスクリューなどと呼ばれています。

極低頭小頭キャップボルト

極低頭小頭キャップボルトとは、頭の外径が小さい小頭キャップボルトと頭の高さが極薄の極低頭キャップボルトが組み合わさったような頭のキャップボルトです。

スーパーローヘッド小頭キャップボルトや極低頭小頭キャップスクリューなどと呼ばれています。

皿キャップボルト

皿キャップボルトとは、頭に六角穴が付いた皿ネジ・皿ボルトです。

穴のふちを円錐形上に大きく面取りする皿ザグリ(皿穴)をあけることで、ボルトの頭部分が出ないようにすることができます。

皿キャップボルトの他に、皿キャップや皿ボルト、六角穴付き皿ボルト、皿キャップスクリューなどと呼ばれています。

※皿キャップボルトの詳細は「皿キャップボルト|ねじの基礎知識」を参考にしてください。

ボタンキャップボルト

ボタンキャップボルトとは、頭の形状が丸みを帯びたキャップボルトです。

ボタンキャップボルトの他に、ボタンキャップやボタンボルト、六角穴付きボタンボルト、丸キャップスクリューなどと呼ばれています。

ボタンキャップボルトの詳細は「ボタンキャップボルト|ねじの基礎知識」を参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。キャップボルトの中にも頭の形状が異なるモノが存在します。

8つのキャップボルトを知ったうえで機械や部品の設計をすると見栄えや省スペース化のヒントにもなるかと思います。

用途や使用する箇所によってそれぞれのキャップボルトを上手く組み込んでもらえると嬉しいです。



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