偏心度や偏心率、偏心軸など、「偏心」がつく用語はたくさんあります。
そんな時にふと「偏心」「偏芯」と何が違うの?と思ったりしませんか?
このページでは、偏心と偏芯の違いについて解説します。
偏心と偏芯
偏心とは
偏心とは、本来あるべき中心点と比べて位置がずれていることを言います。
本来の中心から見て、位置がずれていること。
偏心が付く用語
- 偏心度
- 偏心率
- 偏心軸
- 偏心量
- 偏心距離
偏芯とは
偏芯(へんしん)は、偏心(へんしん)と同じ意味で用いられることが多い用語です。
芯の偏り(かたより)の意味で使用されているようですが、工業用語や建築用語で使用される場合には、「心」を使った「偏心」が正しいように感じます。※国語の専門家ではないためご了承ください。
例えば、JISで定められている規格(JIS B 0090)では、偏心公差と示されています。
しかしながら、偏芯も意味としては誰にでも通じるかと思いますし、現在の辞書には掲載されていなくとも今後はどちらも正しい用語・漢字として認知される可能性もあります。
偏心と偏芯の違い
偏心と偏芯は、上記のように同じ意味で使用される用語です。
どちらが正しいのかと言えば、おそらく「偏心」が正しいのだと思われますが、「偏芯」であっても誰でも意味は通じるかと思います。
つまり、偏心と偏芯の違いはなく、漢字の書き方による違いしかありません。
また、偏心度はユニバーサルな現場で使用されている公差となります。偏心度を測定したい場合は、ZENSEIの同心度測定器をご利用ください。
※この記事は、漢字や国語の専門家が書いた記事ではありません。ここに書かれた内容が全て正しいとは言い切れず、あくまで個人的な見解であることをご了承ください。