金属加工や機械整備の現場で活躍するのがエアドリルとエアグラインダーです。
電動タイプに比べて軽量・高耐久で、長時間の連続作業にも強いのが特徴です。
本記事では、両者の違いと用途、選び方のポイント、おすすめの製品をまとめて紹介します。
エアドリルとは
圧縮空気を動力源とし、ドリルビットを高速回転させて穴あけを行う工具です。
モーターに熱を持ちにくく、高回転・軽量・連続使用に強いというメリットがあります。
主な特徴
- 高速回転でアルミ・鉄板などへの穴あけがスムーズ。
- 反動が少なく、片手での作業も可能。
- エア圧0.6〜0.7MPaが標準使用圧。
おすすめ用途
- 金属加工・アルミ・プラスチックへの穴あけ
- リベット・ボルト下穴加工
- 整備工場での軽加工
エアグラインダーとは
小型の砥石やビットを取り付け、研削・研磨・バリ取り・仕上げ作業を行う工具です。
ペン型からアングル型まで多様な形状があり、用途に応じて選べます。
主な特徴
- 高回転(20,000〜70,000rpm)で精密研磨が可能。
- 電動より軽く、長時間使用でも疲れにくい。
- 回転トルクが安定しており、細かな制御がしやすい。
おすすめ用途
- バリ取り・面取り・溶接ビードの仕上げ
- 金型や部品の微細研磨
- ステンレスや鉄製品の仕上げ加工
タイプ別の選び方
| 種類 | 特徴 | 代表用途 |
|---|---|---|
| ストレート型ドリル | 縦型で狭所に強い。軽作業向け。 | 鉄板・樹脂の穴あけ |
| アングル型ドリル | L字構造で壁際作業に便利。 | 車体・配管まわり |
| ペン型グラインダー | 精密作業に適した軽量モデル。 | 金型・微細研磨 |
| アングル型グラインダー | 角度付きで広い面研削に対応。 | バリ取り・溶接後仕上げ |
おすすめのエアドリル・エアグラインダー(2025年版)
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| UHT エアドリル SI-5200A(ストレート型) | 高回転3,000rpm。アルミ・鉄板への穴あけに最適。 | Amazon| 楽天 |
| 信濃機販 SI-2005(アングル型ドリル) | 小型軽量1.0kg。車体や配管の狭所作業に最適。 | Amazon| 楽天 |
| UHT エアグラインダー MAG-093N(ペン型) | 定番人気モデル。回転数65,000rpmの高精度タイプ。 | Amazon| 楽天 |
| TOKU(東空) MG-7200(アングル型) | 強力モーターでバリ取り作業に最適。業務用定番。 | Amazon| 楽天 |
使用時の注意点
- 潤滑: 使用前にエアツールオイルを数滴注入(毎日実施)。
- 安全装備: ゴーグル・手袋・防塵マスクを必ず着用。
- 回転数に注意: ビットや砥石の定格回転数を超えない。
- エア圧管理: 0.6〜0.7MPaを維持し、安定動作を確保。
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まとめ
エアドリルとエアグラインダーは、金属加工・組立・整備現場で作業効率を高める定番ツールです。
作業内容に合わせて形状や回転数を選び、適切なエア圧・潤滑管理を行うことで、長期間安定して使用できます。







