卓上グラインダーの使い方と選び方|工具研磨やバリ取りに最適

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卓上グラインダーは、机や作業台に固定して使用する電動研削機で、金属工具の刃研ぎや部品のバリ取り、サビ落としなどに最適です。

工場や整備現場だけでなく、DIYでも活躍する定番ツールです。

この記事では、卓上グラインダーの基本構造、使い方、選び方を詳しく解説します。



卓上グラインダーとは?

卓上グラインダーは、両側に砥石が取り付けられた固定式のグラインダーです。

小型のモーターで左右の砥石を回転させ、工具の刃を研いだり、金属部品を整形・磨いたりします。

主な用途

  • 刃物・ドリル・バイトの研磨
  • 金属部品のバリ取り・サビ落とし
  • 溶接後の仕上げ研磨
  • ワイヤーブラシでの清掃・仕上げ

構造と仕組み

  1. モーター:左右の砥石を回転させる駆動部
  2. 砥石:用途に応じて粗目/細目を選択
  3. ワークレスト:研磨対象を安定して当てる台
  4. スパークガード:火花や破片を防ぐ安全部品
  5. シールド:作業者を保護する透明カバー

砥石の種類と選び方

卓上グラインダーでは、用途に合わせて砥石を使い分けます。

砥石の種類 特徴 用途
一般砥石(A) 標準的な研削力。コスパが良い。 鉄・鋼材のバリ取り・荒研ぎ
ホワイト砥石(WA) 発熱が少なく焼けにくい。 刃物・ドリルの研磨
グリーン砥石(GC) 非鉄金属・超硬合金にも対応。 アルミ・真鍮・超硬工具
ブラシホイール 金属線ブラシ。サビ落としに最適。 清掃・表面仕上げ

卓上グラインダーの使い方

① 設置

安定した作業台に固定し、揺れないように設置します。

防振マットを敷くと安全性と静音性が向上します。

② 研磨作業の基本

  1. スイッチを入れて回転が安定するまで待つ。
  2. ワークを軽く砥石に当て、一定角度で動かす。
  3. 熱を持ったら冷却液や水で冷やす。

③ 安全ポイント

  • シールド・スパークガードを正しく装着。
  • 研磨中は保護メガネ・手袋を着用。
  • 砥石に横方向の力をかけない。
  • ひびの入った砥石は使用禁止。



選び方のポイント

項目 ポイント おすすめ用途
砥石径 150mmが標準。大型は研削力が高い。 家庭用:100mm/工場用:200mm以上
モーター出力 100〜400Wで用途に応じて選定。 バリ取り・刃研ぎ
回転数 3000rpm以上が一般的。可変速式もあり。 金属・工具研磨
安全装備 スパークガード・ワークレスト付きが安心。 全作業者

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メンテナンスのポイント

  • 砥石径が小さくなったら早めに交換。
  • 定期的にワークレスト間隔を調整(3mm以内推奨)。
  • ベアリング部の異音が出たらグリスアップ。
  • 作業後は砥石の粉を除去し、カバーを清掃。

関連記事(まとめ)

まとめ

卓上グラインダーは、工具の研磨やバリ取りなど、精度を求める加工に欠かせない機械です。

砥石の種類を使い分けることで、金属から非鉄金属まで幅広く対応できます。

安全対策と定期メンテナンスを徹底し、安定した研磨環境を整えましょう。

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