六角レンチ(ヘックスキー)の基礎と選び方|L型・T型・ボールポイントの違い

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機械や家具、電子機器など、内六角ボルトの締め付けに欠かせないのが六角レンチ(ヘックスキー)です。

シンプルな構造ながら、トルクをしっかり伝えられ、狭い場所でも使いやすい万能工具です。

本記事では、六角レンチの種類・使い方・選び方をわかりやすく解説します。



六角レンチとは?

六角レンチ(Hex Wrench)は、内六角ボルト(六角穴付きボルト)を締めたり緩めたりするための工具です。

一般的にはL字形状で、短辺と長辺を使い分けることで、トルクと操作性の両立が可能です。

特徴

  • 工具がボルト穴に差し込まれるため、滑りにくく確実に力を伝えられる。
  • ヘッドが小さく、狭いスペースでも使用可能。
  • セットで管理すれば、幅広いサイズに対応できる。

主な用途

  • 機械・装置の組立・整備
  • 家具の組立(IKEAなど)
  • 自転車・バイク・工具類の調整
  • 電子機器・メカ部品の固定

六角レンチの種類

種類 形状・特徴 主な用途
L型レンチ 最も一般的な形状。短辺でトルク、長辺で回転操作が可能。 あらゆる作業に対応する基本形。
T型レンチ グリップ付きで力を入れやすく、長時間の作業に向く。 整備・メンテナンス作業
ボールポイントレンチ 先端が球状になっており、斜めからも差し込める。 奥まった場所・角度が制限される作業
ショートレンチ 全長が短く、狭い場所での使用に最適。 電子機器や内装などの狭所作業
ロングレンチ 長辺が長く、深い位置のボルトに届く。 大型機械・奥まったボルト
折りたたみ式レンチ 複数サイズをまとめた携帯用。自転車工具などに便利。 携帯・出先用・DIY

六角レンチのサイズ表

一般的なボルトサイズと六角レンチの対応表です。

ボルト呼び径(M) 六角穴サイズ(mm) 使用例
M3 2.5mm 電子機器・家具
M4 3mm アルミフレーム・装置組立
M5 4mm 機械・自転車
M6 5mm 設備機器・金属加工
M8 6mm バイク・大型構造物
M10 8mm 重機・建設・鉄骨系



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正しい使い方と注意点

  • ボルト穴にまっすぐ差し込み、奥までしっかり入れてから回す。
  • トルクが必要な時は短辺をボルトに、長辺を持って回す。
  • 斜めに差し込んだまま強く回すと、ボルト穴がなめる原因に。
  • ボールポイントは「仮締め・早回し」専用で、本締めには使わない。

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まとめ

六角レンチは、内六角ボルトの確実な締付け・緩めに最適な工具です。

L型・T型・ボールポイントなど、作業内容に応じて使い分けることで効率と安全性が大きく向上します。

セットで揃えておくと、あらゆる整備・組立作業に柔軟に対応できる万能ツールです。

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