
六角棒レンチ(ヘックスレンチ、アーレンキーとも呼ばれる)は、機械組立から家具の組立まで幅広く使われる工具です。
本記事では、六角棒レンチの種類や使い方、国内外の代表的なメーカーの特徴、比較表、購入先をまとめました。
これから購入を検討している方、メーカー選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
六角棒レンチの基礎知識
六角棒レンチとは?
六角穴付きボルト(キャップボルト)を締めたり緩めたりするための工具です。
六角形の断面を持つ棒状の形状で、L字型が一般的。省スペースで強いトルクをかけられるのが特徴です。
主な種類
- L型レンチ:もっとも一般的。短辺と長辺を使い分け可能。
- T型レンチ:グリップがついており力をかけやすい。
- ボールポイントレンチ:先端が球状で斜めからも作業可能。
- 折りたたみ式:複数サイズが1本にまとまって携帯に便利。
- 精密六角レンチ:時計や精密機器向けの小型サイズ。
使い方のポイント
- 長辺で強いトルク、短辺で素早い回転作業が可能。
- ねじ山をなめないよう、サイズに合ったレンチを必ず使用。
- ボールポイントは便利だが強トルクには不向き。
六角棒レンチの代表的なメーカー
国内メーカー
- エイト(EIGHT) – 六角棒レンチ専門メーカー。精度の高さで世界的評価。
公式サイトはこちら - トネ(TONE) – 自動車整備・建築分野で有名。耐久性と豊富なラインナップ。
公式サイトはこちら - 京都機械工具(KTC) – 自動車整備向けに強み。グリップ付きT型レンチも人気。
公式サイトはこちら - アネックス(ANEX) – 精密作業やDIY用に強み。折りたたみ式も充実。
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海外メーカー
- PBスイスツールズ(PB SWISS TOOLS / スイス) – 高精度でプロに人気。耐久性抜群。
公式サイトはこちら - Wiha(ドイツ) – 人間工学に基づいたデザインで握りやすい。
公式サイトはこちら - Bondhus(アメリカ) – ボールポイントレンチのパイオニア。コスパも良い。
公式サイトはこちら
六角棒レンチメーカー比較表
メーカー | 特徴 | おすすめ分野 |
---|---|---|
EIGHT | 日本発・高精度で世界的評価 | プロユース全般 |
TONE | 耐久性抜群、セット商品豊富 | 自動車・建築 |
KTC | 自動車整備向けに特化 | 整備士 |
ANEX | 携帯性・精密作業に強い | DIY・精密機器 |
PB SWISS TOOLS | 圧倒的な精度と耐久性 | プロの現場 |
Wiha | 握りやすさ重視 | 長時間作業 |
Bondhus | ボールポイントの老舗 | DIY~プロ |
六角棒レンチの購入先
六角棒レンチはホームセンターでも入手できますが、Amazonでセット品や海外メーカー品を揃えるのが便利です。
Q&A よくある質問
Q. 六角棒レンチとアーレンキーは同じものですか?
A. はい、同じです。英語で「Allen Key」と呼ばれることから、日本でも「アーレンキー」と呼ばれることがあります。
Q. ボールポイントレンチは強く締めても大丈夫?
A. ボールポイントは斜め作業に便利ですが、トルクをかけすぎると折れやすいため最終締めには通常のレンチを使うのがおすすめです。
Q. 初心者におすすめのメーカーは?
A. コストパフォーマンスが良いBondhusやANEXが初心者には使いやすいです。本格的な整備にはEIGHTやPB SWISS TOOLSが定番です。