
配管工事や設備工事で欠かせない工具がパイプレンチです。
本記事では、パイプレンチの基礎知識から、代表的なメーカーの特徴、比較表、購入先までまとめました。
DIYからプロの現場まで幅広く活用できる情報を解説します。
パイプレンチとは
パイプレンチは、配管や丸パイプを強力に固定して回すための手動工具です。
歯の付いた可動ジョーと固定ジョーでパイプを掴み、テコの原理で強い力を加えられるのが特徴です。
パイプレンチの用途
- 配管の締め付け・取り外し
- 水道工事やガス工事
- DIYでの配管補修
パイプレンチの使い方
- レンチの開口部をパイプ径に合わせて調整する
- パイプに歯をしっかり噛ませる
- 力をかけて回す(逆方向は滑る構造になっている)
歯の摩耗を防ぐため、正しい方向で使うことが重要です。
パイプレンチの代表的なメーカーと特徴
RIDGID(リジッド)
アメリカ発祥の世界的なパイプレンチブランド。高耐久でプロユーザーに信頼されています。大型サイズやアルミ製軽量タイプも豊富。
トップ工業
新潟県三条市の工具メーカー。国産品質で価格と耐久性のバランスが良く、国内の水道業者や設備業者に人気です。
ロブスター(ロブテックス)
「エビ印」で知られる老舗メーカー。軽量で扱いやすいパイプレンチを展開。DIYからプロまで幅広いユーザーに支持されています。
スーパーツール
大阪の総合工具メーカー。JIS規格適合品を多数揃え、頑丈な構造でプロの現場に最適。
MCC(松阪鉄工所)
三重県松阪市の総合工具メーカー。パイプレンチやカッターなど配管工具の専門性が高く、建築・設備現場で高い評価を得ています。
TONE(トネ)
兵庫県を拠点とする老舗工具メーカー。ソケットレンチの印象が強いですが、配管作業用のレンチ類も展開しています。高強度・高品質でプロユーザーに人気。
KTC(京都機械工具)
自動車工具で有名なメーカーですが、配管工具も扱っています。精密加工技術を活かし、堅牢で長持ちする製品が特徴。
兼古製作所(ANEX)
ドライバーで有名なメーカーですが、配管工具も取り扱っています。手頃な価格帯のモデルが揃っておりDIYユーザーにおすすめ。
パイプレンチメーカー比較表
メーカー | 特徴 | おすすめユーザー |
---|---|---|
RIDGID | 高耐久・世界標準 | プロ向け |
トップ工業 | 国産品質・コスパ良好 | 設備業者 |
ロブスター | 軽量で扱いやすい | DIY~プロ |
スーパーツール | JIS規格・頑丈 | 建設現場 |
MCC | 配管工具専門性が高い | 水道・建築業者 |
TONE | 高品質・強度に優れる | プロユーザー |
KTC | 精密加工・耐久性抜群 | 整備士・現場作業者 |
ANEX | 低価格帯あり | DIY初心者 |
パイプレンチの購入先
以下の通販サイトから購入可能です。
よくある質問(Q&A)
Q. モンキーレンチとパイプレンチの違いは?
A. モンキーレンチはボルトやナットを回す工具、パイプレンチはパイプ専用で歯が付いているのが違いです。
Q. DIYでもパイプレンチは必要?
A. 配管を外す作業をするなら必須です。水漏れ修理やリフォームでも活躍します。
Q. アルミ製とスチール製の違いは?
A. アルミ製は軽くて扱いやすいですが、強度ではスチール製に劣ります。持ち運び重視ならアルミ製、大型配管ならスチール製がおすすめです。