ベルトサンダー用ベルトの選び方|番手・素材・用途別比較

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ベルトサンダーの性能を最大限に引き出すためには、作業に合ったサンディングベルトの選定が欠かせません。

番手(粒度)や研磨材の種類によって、削れ方・仕上がり・耐久性が大きく変わります。

この記事では、ベルトサンダー用ベルトの種類・番手・素材の違いと、用途別の選び方を詳しく解説します。



サンディングベルトとは?

サンディングベルトは、研磨材を布や紙に貼り付けて輪状にした研磨ベルトで、ベルトサンダーに取り付けて使用します。

用途に合わせて粒度や材質を変えることで、荒削りから鏡面仕上げまで幅広く対応可能です。

ベルトの構造

  1. ベース(布・紙):柔軟性や耐久性を決定。
  2. 研磨材:削りの強さ・仕上げの精度を左右。
  3. 接着剤層:研磨材を固定し、耐熱性に影響。
  4. ジョイント部:ベルトのつなぎ目。強度に注意。

番手(粒度)の選び方

ベルトの「#数字」は粒度を表します。

数値が小さいほど荒く、大きいほど細かく仕上げます。

番手 削れ具合 用途
#24〜#60 荒削り・サビ取り 金属・塗装剥がし・木の荒研磨
#80〜#120 中仕上げ 金属・木材の表面仕上げ
#150〜#400 細仕上げ・ツヤ出し 塗装前下地・樹脂・アルミ

研磨材(砥粒)の種類と特徴

種類 特徴 適用素材
アルミナ(A) 標準的な砥粒でコスパが良い。 鉄・鋳物・木材
ジルコニア(Z) 高硬度で耐摩耗性が高い。 ステンレス・硬質金属
セラミック(C) 発熱を抑え、長寿命。高荷重作業に強い。 溶接部研磨・高強度鋼
シリコンカーバイド(S) 鋭い切れ味で非鉄金属に適す。 アルミ・真鍮・ガラス・石材

ベース(基材)の違い

種類 特徴 用途
布ベース 柔軟で耐久性が高い。曲面にも対応。 金属・木材共用
紙ベース 軽く安価だが破れやすい。 木材・樹脂の軽研磨
ポリエステルベース 防水・耐薬品性に優れる。 湿式研磨・水研ぎ用途

サイズの選び方

ベルトサイズはベルトサンダーの機種に合わせて選定します。

幅×長さ(mm)で表記され、代表的なサイズは以下の通りです。

ベルトサイズ 対応機種・用途
50×686mm DIY向け・小型サンダー用
75×533mm 一般的な木工・金属加工
100×610mm 大型・工場用



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メンテナンスと注意点

  • 使用後は粉塵を除去して湿気を避けて保管。
  • 削れが悪くなったら無理に使わず交換。
  • ベルトが滑る場合はテンション調整を行う。

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まとめ

サンディングベルトは、研磨結果を左右する消耗品です。

番手や素材を正しく選ぶことで、仕上がりが変わり、作業効率も向上します。

用途に合ったベルトを選定し、定期的な交換とメンテナンスで常に高い研磨性能を維持しましょう。

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