スライドハンドルとエクステンションバーは、ソケットレンチをより効率的に使うための補助工具です。
トルクを自在にかけたり、奥まったボルトへ届かせたりするための必須アクセサリーで、整備・組立・点検の現場で多用されます。
この記事では、それぞれの特徴・使い方・おすすめモデルをわかりやすく解説します。
スライドハンドルとは?
スライドハンドルは、棒状のハンドルにスライド可能なグリップ部を備えた工具です。
中心から左右にグリップを移動できる構造で、力のかけ方を自在に調整できます。
主に高トルク作業や固着ボルトの緩め作業に使用されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な用途 | 高トルクでの締付け・緩め作業 |
| 構造 | 横棒がスライドして両側どちらでも力をかけられる |
| 利点 | テコ比を自在に変えられ、折れにくく耐久性が高い |
| 代表メーカー | KTC、TONE、Ko-ken、Snap-on、Neprosなど |
エクステンションバーとは?
エクステンションバーは、ラチェットハンドルやスライドハンドルの先に装着し、ソケットの届きを延長するための補助棒です。
狭い場所や深い位置のボルトにアクセスできるようになります。
- 差込角に応じた長さを選べる(1/4″・3/8″・1/2″)
- ショート・ミドル・ロングの3タイプが一般的
- フレキシブル式やユニバーサルジョイント付きも存在
スライドハンドルの使い方
① グリップ位置を調整してトルクをコントロール
中央に持てばバランスが取りやすく、端に寄せるとテコの原理で強いトルクをかけられます。
固着ボルトを緩める際に有効です。
② エクステンションバーと組み合わせて使用
狭い箇所に届かない場合、スライドハンドルの先にエクステンションバーを追加。
力を逃がさず奥のボルトに届かせられます。
③ 無理な延長は避ける
パイプなどでハンドルを過剰に延長すると、破損やソケット脱落の原因になります。
必要に応じてトルクレンチを使用して安全に締め付けましょう。
エクステンションバーの使い方
① 長さの選定
作業スペースに応じて最適な長さを選びます。
ショート(75mm前後)は狭所用、ロング(200mm以上)は奥深いボルト用に適しています。
② 差込角の統一
ラチェットやソケットと同じ差込角を使用します(例:3/8インチ=9.5mm)。
異なるサイズを接続する際はアダプターを使用します。
③ トルク伝達を意識
長くなるほどトルク損失が発生します。
高トルク作業では極端に長いバーの使用は避け、安定した姿勢で作業しましょう。
おすすめのスライドハンドル・エクステンションバー
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| KTC BS3E スライドヘッドハンドル | 強靭なクロムバナジウム鋼製。安定感と操作性を両立。 | Amazon| 楽天 |
| TONE BE3-150 エクステンションバー | 高精度な差込設計でソケットのガタつきを抑制。信頼性の高い日本製。 | Amazon| 楽天 |
| Ko-ken 3760N エクステンションバーセット | ショート・ミドル・ロングを揃えた高精度セット。メンテナンス作業に最適。 | Amazon| 楽天 |
選び方のポイント
- 差込角:手持ちのラチェット・ソケットと同一サイズを選ぶ(1/4・3/8・1/2インチ)。
- 長さ:作業対象に合わせて使い分け。長すぎるとトルク損失あり。
- 材質:クロムバナジウム鋼が標準。軽量化にはアルミ・中空タイプも。
- 用途別:狭所→ショート/高トルク→スライドハンドル。
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まとめ
スライドハンドルとエクステンションバーは、ソケットレンチの性能を最大限に引き出すための重要な補助工具です。
トルクと届きを自在にコントロールできるため、整備や配管、設備保全作業で欠かせません。
用途に応じて最適な組み合わせを選び、より安全で効率的な作業を実現しましょう。












