赤外線温度計・熱画像カメラは、対象物に触れずに温度を測定できる便利なツールです。
電気設備の発熱点検、機械の異常診断、建物の断熱チェックなど、さまざまな現場で活用されています。
この記事では、赤外線温度計とサーモグラフィーカメラの仕組み・使い方・選び方を解説します。
赤外線温度計・熱画像カメラとは?
赤外線温度計は、物体の表面温度を赤外線の放射量から測定する機器です。
熱画像カメラ(サーモグラフィー)は、温度分布を可視化し、異常箇所を一目で把握できます。
非接触式のため、高温部・危険箇所・回転部の温度測定に最適です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 赤外線温度計 | 単一点の温度を測定。素早く温度確認できる。 |
| 熱画像カメラ(サーモグラフィー) | 温度分布を画像で表示し、異常箇所を視覚的に確認できる。 |
主な用途
- 電気盤・配電盤の発熱異常点検
- モーター・ベアリングの温度監視
- 配管やヒーターの温度チェック
- 建物の断熱・結露・漏水調査
- 食品・化学製品などの品質管理
基本的な使い方
- 電源を入れる:測定モード(スポット/サーモ画像)を選択。
- 対象に向ける:測定距離と視野角を意識し、赤外線センサーを対象物に向ける。
- 測定値を確認:画面または照準レーザー位置で温度を確認。
- 記録・保存:熱画像モデルは写真や動画で温度分布を保存可能。
- 使用後はレンズを清掃し保管:ほこりや油分は精度低下の原因になる。
おすすめの赤外線温度計・熱画像カメラ
| 製品名 | 特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|
| HIOKI FT3701 赤外線温度計 | 非接触で高速測定。電気・機械の温度点検に最適。 | Amazon| 楽天 |
| FLIR TG267 熱画像カメラ | 温度分布を高精度に可視化。Bluetooth連携でデータ転送も可能。 | Amazon| 楽天 |
| サンワサプライ CHE-TG5 赤外線温度計 | コンパクトでDIYや家庭用途に最適。-50〜550℃まで対応。 | Amazon| 楽天 |
精度を保つためのポイント
- 測定距離とスポットサイズ比(D:S)を守る。
- 反射面は測定誤差が出やすいため、マスキングテープなどを貼って測定する。
- 環境温度や湿度によって測定値が変動するため、条件を記録しておく。
- レンズを定期的に清掃し、保護キャップを装着して保管する。
関連記事(まとめ)
- クランプメーターの使い方と選び方|電流を安全に測定する方法
- デジタルマルチメーター(テスター)の使い方|電圧・抵抗・電流を正確に測る
- 温度計の基礎知識とメーカー比較
- 赤外線サーモグラフィ診断の応用|電気盤・モータ・配管の異常を温度分布で可視化する
- 環境測定機器の基礎知識|種類・用途・メーカーまとめ
まとめ
赤外線温度計・熱画像カメラは、非接触で安全に温度を把握できる便利な測定機器です。
発熱箇所や異常部を早期に発見できるため、工場・整備・建築など幅広い分野で活用されています。
使用環境や測定精度に合わせて、スポット型・サーモ型を上手に使い分けましょう。












