空圧配管でトラブルが多い原因の一つが、チューブの曲げすぎです。
その判断基準となるのが曲げ半径で、これを守らないと流量低下や破損につながります。
この記事では、空圧チューブの曲げ半径の意味、守るべき理由、曲げすぎによる不具合、現場での配管ポイントをわかりやすく解説します。
曲げ半径とは?
曲げ半径とは、
チューブを曲げたときの中心線から曲率中心までの半径
を指します。
一般に「最小曲げ半径」としてメーカーが規定しています。
なぜ曲げ半径を守る必要があるのか?
- 内径のつぶれ防止
- 流量低下の防止
- 圧力損失の抑制
- チューブ寿命の確保
曲げ半径を無視すると、見た目以上に性能へ影響します。
曲げすぎによって起きるトラブル
- チューブ内径の変形
- エア流量不足
- 応答遅れ
- 割れ・白化・破断
- フィッティング抜け
空圧チューブの材質と曲げ半径
材質によって柔軟性が異なります。
| 材質 | 特徴 | 曲げ半径 |
|---|---|---|
| ナイロン | 耐圧・耐摩耗 | 大きめ |
| ポリウレタン | 柔軟 | 小さめ |
| ポリエチレン | 軽量 | 中程度 |
メーカー指定の最小曲げ半径
一般的には、
- 外径 × 3~6倍
- 固定配管か可動配管かで異なる
必ずメーカー仕様を確認してください。
可動配管での注意点
- 繰返し曲げによる疲労
- 最小曲げ半径は固定配管より厳しい
- ストレスが一点に集中しない配線
現場での配管ポイント
- 余長(たるみ)を持たせる
- 急角度での折り曲げを避ける
- チューブガイド・サドルを使用
- 可動部はU字配管を基本
曲げ半径と圧力降下の関係
曲げがきついほど流路抵抗が増え、圧力降下が大きくなります。
結果として、シリンダ速度低下や応答遅れが発生します。
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まとめ
空圧チューブの曲げ半径は、配管品質と装置性能を左右する重要な要素です。
- 最小曲げ半径は必ず守る
- 材質ごとの特性を理解
- 可動部は特に注意
配管トラブルを防ぐ第一歩は、正しい曲げ半径の理解から始まります。












