エアシリンダの終端で発生する衝撃を抑えるために使われる重要部品がクッションニードルです。
適切に調整されていないと、衝撃・騒音・部品破損の原因になります。
この記事では、クッションニードルの役割、仕組み、調整方法、トラブル事例を現場向けにわかりやすく解説します。
クッションニードルとは?
クッションニードルとは、
エアシリンダの終端部で排気流量を絞り、ピストン速度を減速させるための調整ねじ
です。
主にシリンダ内蔵クッション機構の一部として使われます。
なぜクッションニードルが必要なのか?
- 終端衝撃の低減
- 騒音・振動の抑制
- シリンダ・取付部の寿命延長
- 位置精度の向上
クッションニードルの仕組み
- ピストンが終端付近に到達
- クッションパッキンで排気口を遮断
- 排気はニードル弁のみを通過
- 排気抵抗により速度が低下
この仕組みにより、終端でなめらかに停止します。
クッションニードルの調整方法
- 初期状態:全開からスタート
- 少しずつ締めて衝撃を確認
- 衝撃が消える最小位置で固定
締めすぎは逆効果になるため注意が必要です。
締めすぎ・緩めすぎの影響
締めすぎ
- 停止直前で急停止
- 反発・バウンド
- 動作時間増加
緩めすぎ
- 衝撃が残る
- 騒音発生
- 部品破損リスク
クッションニードルと空圧バッファの違い
| 項目 | クッションニードル | 空圧バッファ |
|---|---|---|
| 内蔵/外付 | 内蔵 | 外付 |
| 吸収能力 | 小~中 | 中~大 |
| 調整範囲 | 狭い | 広い |
よくあるトラブル
- 調整しても衝撃が消えない
- クッションが効かない
- ニードル破損・脱落
- 汚れによる詰まり
設計・保全時の注意点
- 高速・重量物では能力不足
- 外付けバッファ併用を検討
- 定期的な再調整
- 汚れ・摩耗の点検
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まとめ
クッションニードルは、エアシリンダ終端衝撃を抑えるための基本機構です。
- 終端減速の微調整に有効
- 締めすぎ・緩めすぎに注意
- 高速用途は外付け併用
正しい調整が、装置寿命と安全性を高めます。












