給油、給脂、グリスアップ。どれも潤滑剤を補給する言葉ですが、微妙に違う意味合いとなります。
このページでは、どのような場面でどの言葉を使用するのか、3つの言葉はどう違うのかについて解説します。
※給油・給脂・グリスアップのやり方については、「給油・給脂・グリスアップの方法まとめ」を参考にしてください。
給油(きゅうゆ)の意味
給油とは、燃料を補給する意味の他に、潤滑油を機械や設備の摺動部品に補給する意味合いがあります。
辞書で給油を調べると下記のようになります。
給油とは
自動車や航空機などに燃料を補給すること。 「スタンドで車に-する」
機械の摩擦部分に潤滑油を注入すること。
ちなみに給油を英語にするとlubricationとなります。lubricationとは、潤滑油を機械に潤滑油をさすことです。
給脂(きゅうし)の意味
給脂とは、グリス(グリース)を機械や設備に補給する意味合いがあります。
辞書で給脂を調べると下記のようになります。
給脂とは
グリースなどの潤滑剤を機械類に補給すること。
グリスアップの意味
グリスアップ(グリースアップ)とは、グリス(グリース)を機械や設備に補給する意味合いがあります。
英語では、 grease upとなり、日本語にすると給脂となります。
また、辞書でGrease upを調べると下記のようになります。
Grease upとは
グリースをさすこと
給油・給脂・グリスアップの違いまとめ
意味合いとして
- 給油は、潤滑油を機械に補給する意味
- 給脂は、グリスを機械に補給する意味
- グリスアップは、給脂の英語表現
というようにまとめられます。
また、潤滑油とグリスは同じと考えられるケースがありますが、液状の油性潤滑剤を潤滑油、半固形の潤滑油をグリスと言います。
※潤滑油とグリスの違いについては「グリス(グリース)と潤滑油(オイル)の違いを解説」を参考にしてください。